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BNF(小手川隆)の経歴は?ジェイコム男の資産額や投資手法を解説!

B・N・F」のハンドルネームで知られる小手川隆さんは、日本で最も有名な個人投資家の一人と言われています。

2005年のジェイコム株大量誤発注事件」で、10分で20億円を稼いだ「ジェイコム男」としてメディアでも取り上げられたため、ご存じの方も多いでしょう。
大学在学中に投資を始めたBNFさんは、160万円の元手を約2年で1億円にまで増やし、さらに4年目には10億円以上、ジェイコム事件を経た2008年には200億円以上の資産を保有するに至りました。

本記事では、まさに投資ドリームの体現者とも言えるBNF(小手川隆)さんについて、気になるプロフィールや経歴、投資手法、資産額や結婚などの情報を解説していきます。

BNF(小手川隆)のプロフィール

BNF(小手川隆)の顔画像

BNFの公式Twitterより
ハンドルネーム

B・N・F(ビー・エヌ・エフ)

本名 小手川隆(こてがわ たかし)
生年月日 1978年3月5日
出身地 千葉県市川市
身長・体重 ーcm/ーkg
血液型 不明
学歴 有名私大法学部中退
職業 投資家

BNF(小手川隆)の経歴

ここからは、BNF(小手川隆)さんの投資家としての経歴などを紹介します。

生い立ち・投資歴

BNF(小手川隆)さんは千葉県市川市の出身です。インタビュー記事によれば、小学校では少年野球、中学・高校では短距離走をやっていたスポーツ少年だったといいます。

一浪して有名私大の法学部に入学したBNFさんは、大学3年生だった2000年、お年玉やアルバイト等で貯めていた160万円を元手に株式投資をスタート。約2年で資産を1億円にまで増やす一方、大学は2年留年の上、僅か2科目を残して中退したといいます。

掲示板への書き込み

BNF(小手川隆)さんは、2ちゃんねるの投資関連板に「B・N・F」のハンドルネームで度々書き込み、情報収集や取引の報告を行っていました。
書き込みを始めた時点で資産は1億円を超えており、当初は疑念を向けられることもあったものの、資産額や的確な発言内容から次第に掲示板での信頼を獲得し、界隈の有名コテ(固定ハンドル=常連ユーザー)となっていきます。当時は投資仲間とのオフ会にも参加していたそうです。
2004年末の時点で、BNFさんの資産は11億5,000万円に達していました。

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ジェイコム株大量誤発注事件

BNF(小手川隆)さんが世間で一躍有名となる切っ掛けとなったのが、2005年12月8日に起こった「ジェイコム株大量誤発注事件です。

この日、マザーズ市場に新規上場されたジェイコム株において、みずほ証券の担当者が、「61万円で1株」の売り注文を「1円で61万株」と誤って発注してしまったことから、株価は急落し、ネットの掲示板でも大騒ぎとなりました。

注文のキャンセルが出来なかったため、みずほ証券は全発注分を反対売買で買い戻し、株価はストップ高まで高騰します。この間隙を縫ってジェイコム株を大量に取引し、利益を上げたデイトレーダーの一人がBNFさんでした。

僅か10分で22億円以上の利益を得たBNFさんは、マスコミにも「ジェイコム」として取り上げられ、一躍、個人投資家界隈の時の人となります。当時は「ニート」が流行語だったこともあり、他に職業を持たず一人で部屋に引きこもってトレードを行う彼のスタイルは大いに話題になりました。
BNFさんは、当時のインタビューにて、ジェイコム事件の際には「いつもと変わらず冷静だった」と述べており、大物の風格を感じさせますね。

不動産投資への進出

その後も利益を上げ続けたBNF(小手川隆)さんは、2008年には190億円の資産を保有するに至り、不動産投資にも手を伸ばしています。
2008年には秋葉原の商業ビル「チョムチョム秋葉原」の所有権を約90億円で購入し、10年後の2018年に120億円で売却するまでに、60億円程の賃料収入を得ていたと言われています。
さらに、2011年にも秋葉原のビル「AKIBAカルチャーズZONE」を推定170億円で購入。また、2014年には、札幌の歓楽街・すすきのに土地を購入し、2019年には商業ビル「リディア(Lydia)ビル」をオープンするなど、堅実に資産を拡大させているようです。

BNF(小手川隆)の投資手法

ここでは、BNF(小手川隆)さんの投資手法や、投資への考え方を見てみましょう。

スイングトレードの手法

BNF(小手川隆)さんの投資手法は、数日~数週間の短期間で利益を上げるスイングトレードと呼ばれるものです。
投資を始めたばかりの頃は、本来あるべき株価よりも安くなっている銘柄に目をつけ、それが戻っていく動きで利益を得る逆張り」の手法を用いていたとのこと。チャートの短期移動平均線と現在の株価を比較し、その乖離率を分析するのですが、駆け出しの頃からそうしたテクニカルな作戦を用いていたのが才能を感じさせます。

資産が10億円を突破した2004年頃からは、「順張り」の手法に切り替えています。これは、経済状況や過去の株価変動の情報をもとに、銘柄を独自にグループ分けし、グループ内のいずれかの銘柄に株価の変動があった際、それに出遅れている銘柄を狙って投資する手法とのこと。投資家として経験を積み、知識や分析力を高めてきたからこそ立てられる戦略といえますね。

投資への方針・考え方

BNF(小手川隆)さんは、過去のインタビューにて、自身の投資スキルについて「感覚というより慣れ。トータルの値動きへの洞察力が、最も大事」と語っていました。
個別の銘柄について、PERなどの指標は全く見ないそうですが、その分、市場や経済全体の動きには敏感に目を光らせているようです。日経平均先物市場、為替市場、アメリカなど海外株式市場の動きに加えて、機械受注や雇用統計などの情報や、各国中央銀行の動向も見ているとのこと。そうした情報収集のアンテナの幅広さが、成功の秘訣の一つなのでしょう。

また、「相場に自分の思いは一切通用しない。『ここまで儲けたいから、これだけ買う』という考え方は必ず失敗する」という旨の発言があり、儲けたい儲けたいという気持ちよりも、冷静に相場の流れを読むことが重要との哲学を有している模様です。
売買のタイミングに関しては、「厳しい相場では、一番難しいけど、一番大切なのが『売り時』。これが分からないから、傷口を広げてしまう」「上がりそうもなければさっさと損切ればいいわけです」といった発言もあり、そうした思い切りの良さも、結果的に成功に繋がっているのだと思われます。

BNF(小手川隆)の推定資産

BNF(小手川隆)さんの資産は、2008年にビジネス雑誌で取り上げられた時点で、200億円に到達していたとのことです。
2010年代に入ってからは、アベノミクスでさらに資産を増やしたとも言われており、その後も様々な企業の有価証券報告書において、大株主として名前が記載されています。
先述の不動産投資でも賃料収入や売却益を得ており、現時点での推定資産は少なくとも数百億円はあるとみて間違いないでしょう。

しかし、個人でそれほどの資産を保有しながら、BNFさんの普段の生活は極めて質素なようです。
地元の千葉県内に2億円の豪邸を購入し、両親に高級車をプレゼントしたほか、2007年にはタワーマンションの最上階の1室を4億円で購入して仕事場(トレードルーム)としているそうですが、そうした特別な買い物を除けば、日常的な散財はしていない様子。儲かっても浪費せず次の投資に回すというポリシーが、資産を増やす最大の秘訣なのかもしれません。

ハンドルネームの由来

BNF(小手川隆)さんの一般的な呼び名ともなっている、ハンドルネームの「B・N・F」とは、彼が尊敬するアメリカの投資家、ビクター・ニーダーホッファー(Victor Niederhoffer)のイニシャルをもじったものとされています。
ニーダーホッファーは、1980年代から1990年代にかけてファンドマネージャーとして成功を収め、「世界一の投資家」と言われた人物。一度は5,000万ドル(50億円)の損失を出して破産しながらも、再起して再び100億円を稼いだ逸話は、NHKの番組でも取り上げられました。
若き日のBNFさんも、不死鳥と呼ばれたニーダーホッファーの生き様に感じ入るものがあったのでしょう。

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BNF(小手川隆)は結婚している?家族構成・好みの女性

BNF(小手川隆)さんは既に結婚されており、お子さんもおられるようです。

過去には「好みの女性」として、タレント・グラビアアイドルの浦えりかさんの名前が挙がっていたこともありました。しかし、これは2006年に、テレビ東京系列の『給与明細』という番組に出演した際に、

浦「異性に対して興味っていうのは?」
BNF「そうですね、普通ですけど」
浦「え、じゃあ、もちろん女の子とかがいて好きな子とかがいたら、付き合いたいと思うっていうのは普通にありますよね?」
BNF「はい」
浦「私、ありですか?」
BNF「はい、十分」

というやりとりがあっただけであり、お互いにお決まりのリップサービスと思われます。

その後、浦えりかさんは2018年にバンド「SEKAI NO OWARI」のDJ LOVEさんと結婚されており、特にBNFさんと交際関係にあったという情報はないようです。

BNF(小手川隆)のエピソード

BNF(小手川隆)さんについては、他にも様々なエピソードが知られています。

孫正義との会談

個人投資家として類まれな利益を上げているBNFさんには、投資顧問の依頼も後を絶たず、かつてソフトバンク孫正義社長から、個人資産の運用を直に頼まれたこともあるそう。しかし、「自分は株取引がうまいと思っていないし、他人の金の運用はしたくない」と断り続けたそうです。
証券会社のトレーダーなどになる予定はないとも明言しており、ポリシーは明確なようです。

漫画『ワイルドライフ』への登場

2006年には、週刊少年サンデーの漫画『ワイルドライフ』にBNFさん本人が登場し、その筋で話題になったこともあります。
ワイルドライフ』は獣医がテーマの漫画ですが、このエピソードは、動物病院の診療費が一般の人にとって高額であることに悩む獣医師が、株式ファンドを作り、その利益を診療費として分配することを考える……という流れで、「株の神様」BNFさんに教えを請うという筋書きになっています。
本人への取材に基づき、先述の逆張りスイングトレード術についても詳しく解説されているようなので、気になる方は読んでみてもいいでしょう。19巻に収録されています。

この記事のまとめ

本記事では、「ジェイコム男」のエピソードで知られる「B・N・F」こと小手川隆さんのプロフィールや経歴、投資手法などを紹介しました。

2023年現在も個人投資家として活動を続け、資産額を増大させているとみられるBNFさん。贅沢をすることもなく部屋に引きこもり、虎視眈々と情報を収集しながらストイックにトレードを続ける彼の姿勢からは、大いに学べるものがあります。

コロナ禍も一段落した今、不動産の購入などで再び彼の名前が話題になる可能性もあり、今後の活躍からも目が離せないですね。