瑛人さんは、Apple Musicのソングチャート「すべてのジャンル」で、King GnuやOfficial髭男dismなどを抑えて1位に躍り出て、LINE MUSIC TOP 100のウィークリーチャートでも1位、Spotify JapanグローバルのバイラルTOP50でも1位を獲得し、記録を伸ばし続けている、新進気鋭のミュージシャンです。
どこの事務所にも所属せず、インディペンデントという立ち位置からストリーミングサービスのチャートを席捲している、謎のミュージシャン。
瑛人さんとは、いったい何者なのか。その来歴を紐解いてみたいと思います。
瑛人のプロフィール
名前 |
瑛人 |
---|---|
読み方 | えいと |
生年月日 | 1998年6月3日 |
出身地 | 神奈川県横浜市 |
身長・体重 | - cm/ - kg |
血液型 | - 型 |
所属 |
無所属 |
瑛人の経歴
瑛人さんは、三人兄弟の末っ子。
一番上のお兄さんが、清水翔太さんの「HOME」をカラオケで歌うのを聴いて音楽にハマり、自分でも音楽を聴いたり、カラオケで歌うようになったそうです。
その後、お兄さんが聴く日本語ラップや、ヒップホップも聴くようになったとのこと。音楽への入り口は、お兄さんが開いてくれたんですね。
おじいさんも音楽が好きだったそうで、家にビンテージスピーカーやギター、マンドリンなどがあり、小学生の頃にアコースティックギターをプレゼントしてもらうなど、音の中で育ったといっても過言ではない、恵まれた環境の中にいました。
その後、中学では野球部、高校ではダンス部に所属し、高校卒業後はフリーターでしたが、友人の影響で、音楽の道に進むことを決めます。
瑛人に決断をさせた友人は?
高校を卒業し、フリーターをしていた瑛人さんですが、生活に物足りなさを感じていました。そんな時、ダンサーとして自分を表現する姿を見せてくれたのが、友達の「KAN」さん。
ただ、自分に特別な何かがあるとは感じなかった瑛人さんは、昔から好きだった「歌」でやっていこうと決意し、子供の頃にもらったもののしまいこんでいた、おじいさんからもらったギターを手に取りました。
とはいえ、ただ好きなだけで、音楽に関して学んだことがなく、知識も技術もなかった瑛人さん。そこから1年間音楽学校に通う真摯さが、今日の躍進に繋がったのでしょう。
瑛人とタッグを組んだミュージシャンは?
まずはいい曲を作れること。そこから始めて、ひとつひとつ階段を上ってきた瑛人さんですが、
ぶっちゃけていうと、これしが手段が無かったんです(笑)。音楽をはじめてキャリアも浅くて、トラックメイカーの知り合いもいなかったし。
(THE MAGAZINE インタビューより)
今現在ギターを弾いている、小野寺 淳之介さんに出会い、二人の方が曲に気持ちも込められるんじゃないかと感じて、タッグを組むことにしたそうです。
現在リリースされている曲では、瑛人さんは歌に集中しており、ギターは曲を作る時に弾くだけ、とのこと。
淳之介さんに「こういう風に弾いてほしい」と伝えて、あのサウンドが完成されていくそうです。
淳之介さんがギターを弾いているところに、フリースタイルで言葉を吐くセッションをよくしているそうで、
その時の感情を言葉にばーっとぶつけていく感じで。で、ある日そういう風に淳之介ともう一人のギタリストとセッションした時、たまたま3人ともみんながちょうどフラれたみたいな日があって、その時のセッションで出来た曲が「香水」でした。
瑛人さんを一躍メジャーにした、あの「香水」は、そんなセッションの中から生まれたそうです。
「別に君を求めてないけど」という歌詞や、メロディのベースとなる部分は、この時にできていたそうです。生の感情がそのまま出ていたからこそ、多くの人に聴かれることになったんですね。
瑛人が発表した「はじまりの3曲」
瑛人さんが最初にリリースしたのは、2019年の4月に発売した『香水』。
「香水」「またね」「君の愛と僕の愛」の3曲が収録されています。
「香水」はリリースする1ヶ月前ぐらいに、ぱっとできた曲。
「またね」は、音楽の学校に通っていた同級生で、現在は「みかんサイダー」で活動している松本千夏さんも参加し、二人で作った曲とのこと。
「君の愛と僕の愛」は元々歌っていた曲ですが、周囲の評判も良かったので、EPに入れた、とのことでした。
瑛人がサブスクでのリリースにこだわる理由は?
2020年に入ってからの発表曲は、「HIPHOPは歌えない」と「シンガーソングライターの彼女」。
ですが、これにExplicitマーク(生々しい描写や、卑猥な表現など、未成年の視聴に相応しくない表現があるとあるという意味で、配信者の任意で付ける場合が多いもの)をつけていた為、未成年のリスナーから、サブスクで聴けないという声が挙がった、とのこと。
特に問題となるような表現がない為、Explicitを外してリリースしていくようにしたことも、若いファンの獲得に繋がったようです。
新型コロナウィルス拡散防止のための外出自粛の際に、一気に広がったサブスクリプションと共に、拡散されていく瑛人さんのサウンド。多くの人が、もう、意識しないまま口ずさんでいるのかもしれません。