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田中仁(JINS)社長の経歴/妻/子供は?前橋市活性化プロジェクトも解説!

田中仁さんは株式会社ジンズホールディングスの代表取締役社長を務める人物です。

ジンズホールディングスとは、大手メガネメーカーである「JINS」を経営する会社として、幅広い世代から愛されています。「メガネ版ユニクロ」とも呼ばれるJINSは、低価格で高品質を実現し、メガネに対するイメージを大きく変えました。

さらに、田中仁財団を通じた地元群馬県での地域貢献活動を行う他、オイシックス・ラ・大地株式会社及び日本通信株式会社の社外取締役に就任し、2021年まではバルミューダ株式会社の社外取締役も務めていました。

当記事ではさまざまな方面で活躍される田中仁さんの経歴や家族、JINS以外に取り組んでいるプロジェクトについて解説します!

※2022.11.18【社外取締役任命理由】を追加

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田中仁(JINS)のプロフィール

田中仁の顔画像

公式HPより
名前

田中仁

読み方 たなか ひとし
性別 男性
生年月日 1963年1月25日
出身地 群馬県前橋市
居住地 東京都千代田区
学歴

伊勢崎商業高校卒業

慶応義塾大学大学院卒業(2014年)

身長・体重 -cm/-kg
血液型

不明

職業

株式会社ジンズホールディングス 代表取締役社長/株式会社ジンズ 代表取締役社長/株式会社ジンズノーマ 代表取締役社長/株式会社Think Lab 代表取締役社長/オイシックス・ラ・大地株式会社社外取締役/日本通信株式会社 社外取締役/田中仁財団 代表理事/前橋工科大学客員教授/SFC研究所上席所員

田中仁(JINS)の経歴

田中仁さんは、今や大手メガネメーカーとして確固たる地位を築き上げた「JINS」の社長です。ここでは田中仁さんの経歴について紹介します。

群馬県前橋市に生まれた田中仁(たなか ひとし)さんは、1981年に伊勢崎商業高校を卒業後、前橋信用金庫に就職します。

その後、服飾雑貨の棚卸製造業の経験を経て、1988年有限会社ジェイアイエヌ(現株式会社ジンズホールディングス)を設立しました。
2001年にはアイウェア事業「JINS」を開始し、2013年東京証券取引所市場第一部に上場を果たします。そして2022年2月時点の国内店舗数は451店舗、国外の店舗数は235店舗を展開しています。

さらに2014年慶応義塾大学大学院 政策メディア研究科を修了するなど、専門領域にとらわれず常に新しい知識を吸収する姿勢を忘れずにいます。

加えて「JINS」だけでなく自身の故郷である群馬県前橋市地域活性化支援プロジェクトを精力的に行っており、幅広い分野で活躍しています。

ちなみに社名の由来は、田中仁さんの仁(ひとし)の字を『ジン』と音読みをしたところからと言われています。

バルミューダ株式会社などの社外取締役任命理由

社外取締役とは社外から招いた取締役員のことで、客観的かつ中立的な立場から企業の不正を監視し、ステークホルダーを守るために設置されることが多いです。

また、企業に対して経営の意見やアドバイスを行い、経営向上を行う役割もあります。

田中仁さんは、株式会社ジンズホールディングス代表取締役としての実績が評価され、オイシックス・ラ・大地株式会社(現任)、バルミューダ株式会社(退任)、日本通信株式会社(現任)の3社から社外取締役に任命されています。

各社は田中仁さんの豊富な経験と幅広い見識から、取締役会での意思決定の妥当性・適正性を確保し、業務執行の監督と経営への助言を期待しています。

また、オイシックス・ラ・大地株式会社及びバルミューダ株式会社では、一般株主と利益相反が生じるおそれのない社外取締役として、独立役員に任命されていました。

田中仁の人物像

ここでは、会社経営だけでなく多方面で活躍する田中仁さんの人物像について解説します。

3人兄弟の末っ子として生まれた田中仁さんは、小・中学校ではほとんど勉強をせずに過ごしていたそうです。しかし、中学で始めたブラスバンド部ではサックスを担当し、練習はせずに定期演奏会だけ参加するため、チームメンバーからは問題児扱いされていました。

高校を卒業し、さまざまな業種を経験する中で起業を決意した田中仁さんは、「常にまわりと違うことを、新しいことを生み出していきたい」という意識を持ち始めます。
その意識が具現化した例として、2012年に実施したメガネの自動販売機(JINS Self Shop)が挙げられます。日本初となる取り組みは当時大きな反響を呼び、気軽にメガネが買えると話題になりました。

ちなみに、田中仁さんの好きな食べ物はお寿司で、自身が好きな日本酒に合うという点と、オーダーするとすぐに商品(ネタ)が届くところが気に入っているそうです。休みの日の習慣については、自社店舗に顔を出すことを挙げており、仕事熱心な一面がうかがえます。

田中仁の妻と子供は?家族構成について

田中仁さんは現在結婚されており、男の子と女の子の2人の父親として一家を支えています。しかし、奥様とご結婚された時期は株式会社を設立する前だったということもあり、周りから反対されながらも結婚に踏み切ったそうです。金銭面での不安が残る中、結婚を決めた決断力のある田中仁さんだからこそ、JINSを大企業に成長させることができたのでしょう。

田中仁が社長を務めるJINSのこれまでの歩み

JINSのロゴ

田中仁さんが社長を務めるJINSのこれまでの歩みについて解説します。

有限会社ジェイアイエヌを設立

田中仁さんは、故郷でもある群馬県前橋市に1988年7月有限会社ジェイアイエヌを設立し、1991年には株式会社ジェイアイエヌに改組します。
設立当初は服飾雑貨を販売していたものの、出張で韓国に行った際に格安で売られていた眼鏡を見て、メガネ事業に切り替えることを決意したそうです。

JINSの1号店となる「JINS天神店」の出店

2001年4月、JINS 天神店(福岡県)への出店を皮切りに、JINSは全国へ展開していきます。低価格と高品質を兼ね備えた革命的なメガネは、当時高額というイメージを持たれていたメガネに対する常識を覆し、革命を起こしました。

JINS独自の価格体系「NEWオールインワンプライス」の導入

JINSは2007~2008年に赤字へ転落し、低迷期に入ります。赤字を脱却し黒字転換するべく発表したのが、2009年から開始した価格体系「NEW オールインワンプライス」です。1万円以下の手に取りやすい価格帯を増やし、洋服と同じようにメガネを複数持ちする楽しさについて訴求しました。

JINSがこれまでに発表したヒット商品

JINS SCREENの商品画像

公式HPより

JINSは2009年から、JINSならではのメガネの開発に取り組みます。ここでは、JINSがこれまでに発表したヒット商品を紹介します。

「Airframe(エアフレーム)」

Airframeは、これまでの「メガネは重い」という概念を打ち壊し、軽くてしなやかな掛け心地を追求した商品です。最計量モデルの「Ultra Light Airframe」は、なんと100円玉よりも軽い4.7gという驚異的な軽さを実現しています。JINSと言えばAirframeと呼ばれるほどに成長し、2022年現在の累計販売本数は2,200万本を突破する大人気商品です。

JINS PC(現JINS SCREEN)」

JINS PCはスマートフォンやパソコンなどの液晶から発生するブルーライトを大幅にカットし、長時間のデスクワークや、スマートフォンの操作を快適に行える商品です。視力が高く普段メガネをかけていないユーザーもJINS PCに注目し、新たな顧客の開拓にも成功しました。

JINS Moisture(ジンズ モイスチャー)」

フレーム側面に目の潤いをキープするタンクが付いている保湿メガネです。タンクに水を注ぐだけで、水が容器内の小さな穴から蒸発し、目の周りの保湿に役立ちます。ドライアイなどに悩んでいる方に好評の商品です。

「こどもレンズ」

子どもサイズのメガネです。長さ調節ができるフレームや、弾力性・復元力に優れた樹脂素材を使用することで子供の暮らしや成長に寄り添ったメガネになっています。

会社概要

  • 会社名:株式会社ジンズホールディングス
  • 所在地:(東京本社)〒102-0071 東京都千代田区富士見二丁目10番2号 飯田橋グラン・ブルーム30F
    (前橋本社)〒371-0046 群馬県前橋市川原町二丁目26番地4
  • 設立:1988年7月
  • 資本金:3,202百万円
  • 上場市場(証券コード):東京証券取引所 プライム市場(3046)
  • 従業員数(連結):3,641名[1,205名]([外書]は準社員等/2021年8月末時点)
  • 事業内容:下記事業を営む子会社等の事業活動の支配及び管理
    アイウエア及び服飾雑貨の企画、製造、販売及び輸出入 ウェアラブル端末およびそれらの関連商品の企画、開発、製造、加工、販売、賃貸、保守および輸出入 医薬品、およびそれらの関連商品の販売および輸出入

「田中仁財団」とは?

田中仁さんはJINSの経営の他に、「田中仁財団」という故郷である群馬県前橋市の活性化プロジェクトにも力を注いでいます。

ここでは、田中仁さんが代表理事を務める「田中仁財団」について解説します。

 

「田中仁財団」では、「GIA」「GIS」「GALOP」「前橋まちなか活性化プロジェクト」の4つの活動を実施中です。群馬県の事業家や、事業を始めたいと考えている方のサポートや、支援を行っています。

GIA(GUNMA INNOVATION AWARD)

GIA(群馬イノベーションアワード)とは、2013年より開始した群馬県に住む起業家や起業意欲を持った人材を集め、イノベーション機運を高めるプロジェクトを指します。「群を抜け」というキャッチフレーズのもと、群馬を中心に革新的な活動を進める人材に向けて企業支援を行う目的で、GIAはスタートしました。

GIAはこれまでに9回実施され、昨年は548件もの応募があり年々規模が大きくなりつつあります。高校生以上の群馬県出身または在住・在勤であればどなたでも参加可能なため、若い世代の意欲的な参加が群馬県の事業を盛り上げています。

GIS(GUNMA INNOVATION SCHOOL)

GIS(群馬イノベーションスクール)とは、群馬県から次世代を担う起業家を発掘・育成することを目的に作られたビジネススクールです。GISは講義編と対話篇の2つのカリキュラムで構成されています。講義編では一流大学のビジネススクール教授による講義が行われ、基本的なビジネス理論が学べます。対話編では有名企業の経営者をゲスト講師に迎え、経営者の本質や心構えについての講義が行われます。

また、書類選考と面接選考が行われるものの、参加費無料なため意欲的な若い世代が参加しやすく、ビジネスの基本を学ぶことが可能です。

GALOP(GUNMA ALTRUISTIC LEADERS OPEN PLATFORM)

GALOP(群馬リーダーズオープンプラットフォーム)とは、2022年から開始された田中仁さんが司会を務めるトークセッションです。起業に関することだけでなく、今後の人生の生き方や考え方について毎回異なるトークゲストを迎えて対話を行い、田中仁さんとトークゲストだけでなく、参加した来場者を巻き込んで対話を行い、群馬に住む人々との情報交換をする場として設けられています。

また、GALOPは参加費無料で、会場に来られない場合もオンラインでの参加が可能なため、多くの方が参加できるよう配慮がされています。

前橋まちなか活性化プロジェクト

前橋まちなか活性化プロジェクトとは、前橋市民と「前橋ビジョン」を共有し、官庁と民間人が一体となって街づくりを推進していくことを目的としたものです。2015年にドイツミュンヘンの有名コンサルティング企業に前橋市活性化を目的とした先進的な戦略立案・ビジョン制定を依頼し、基盤を作りました。

また、前橋のステークホルダー(活性化を推進することで利害関係が発生する人物・団体の総称)・市民に対しインタービュー・アンケートを実施し、前橋市ならではのブランドビジョンを作り上げることで、市民を巻き込んだプロジェクトを実施しています。

これまでに実施されたプロジェクトの一例として、2008年に廃業した前橋市の老舗旅館である「白井屋旅館(現白井屋ホテル)」が挙げられます。世界的アーティストを集結させ考案したデザインは、旧ホテルのよさを生かしつつ先進的な作りになっています。ホテルとアートを組み合わせた独創的な宿泊施設は、前橋市の名物として新しい風を吹き込みました。

この記事のまとめ

これまでのメガネの常識を覆し、カジュアルに楽しめるものへと変化させた田中仁さんの経歴やJINSの歴史、取り組んでいるプロジェクトについて紹介しました。

田中仁さんは2022年のJINSのテーマとして、「融合」を挙げています。JINSとしての成長はもちろんのこと、JINSが関わる地域社会の可能性を拓くことで、地域に愛される企業になるという高い目標を掲げています。現状に満足せず、努力し続ける田中仁さんの今後の動向に注目しましょう!

 

また、田中仁さんの公式Instagramでは、プライベートを楽しむ姿を発信しているため、ぜひチェックしてみてください。