佐々木朗希さんは千葉ロッテマリーンズの投手で、2022年4月10日に28年ぶりとなる完全試合を史上最年少で達成し今非常に注目を集めています。
高校時代から地元東北で素晴らしい活躍を見せ、2019年にロッテに1位指名で入団しています。順風満帆なキャリアに見えますが、実は東日本大震災に被災したことで佐々木朗希さんの人生には大きな影響がありました!
そこで本記事では、そんな佐々木朗希さんについてまとめてみました。
気になるプロフィール、経歴、家族構成などについて記載していきます。
佐々木朗希のプロフィール
名前 |
佐々木朗希 |
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読み方 | ささき ろうき |
生年月日 | 2001年11月3日 |
出身地 | 岩手県陸前高田市 |
学歴 | 県立大船渡高校 |
身長・体重 | 190cm/85kg |
血液型 | O型 |
職業 |
プロ野球選手(投手) |
佐々木朗希の経歴
佐々木朗希さんは葬儀屋の父と保険営業職の母の間に、3人兄弟の次男として生まれました。 3歳上の兄の琉希さんとともに毎日キャッチボールをしていたことがきっかけで、小学3年生の時に地元の高田スポーツ少年団で本格的に野球を始めました。
その後大船渡市立第一中学校では軟式野球部に所属して2年生の時にはエースナンバーを背負うまでに成長します。しかし、3年生になる直前で腰を疲労骨折してしまい半年近くリハビリすることになってしまいます。
それでも3年生の秋に参加した大会では東北で準優勝し全国大会へ出場し、当時自己最速の141km/h を記録します!さすがは「令和の怪物」ですね!
佐々木朗希さんには全国から高校のスカウトが殺到しますが、被災地である地元を応援したいという気持ちから県立大船渡高校に進学します。
高校1年夏の県大会で早速147km/h を記録し注目を集め、2年生の時には157km/h を、その後参加したU-18日本代表合宿の紅白戦では、非公式ではあるもののなんと163km/h を記録します!これは当時高校生最速記録を持つ大谷翔平選手の160km/h を大幅に超える記録でした。
野球界に一石を投じた登板回避問題
高校3年生の夏、エース兼4番として参加した全国高校野球選手権岩手大会決勝で県立大船渡高校は花巻東高校と対戦することになります。
勝てば35年ぶりの甲子園出場という大切な試合でしたが、そこまでの試合で酷使されていた佐々木朗希さんは温存されてしまい、なんと決勝に出ることはありませんでした。
結果は惨敗で、監督の判断に対して2日間で250件もの苦情が殺到し、その起用法に関してはメディアでも大きく取り上げられ賛否両論が巻き起こりました。
選手の酷使が以前から問題視されていた高校野球に対して一石を投じることになったのです。
佐々木朗希ついにプロ野球へ
甲子園への出場は叶いませんでしたが、2019年に千葉ロッテマリーンズに1位指名で入団します。
1年目は1軍に帯同しつつも試合には出場せずに肉体強化を図る1年に終わりますが、2年目には徐々に試合に出始め安定した投球を見せ始めます。
2022年3月に自身最速の164km/hを記録すると、4月10日に28年ぶりとなる完全試合を達成し、その後17イニング連続無安打と2者連続アウトというプロ野球新記録を樹立しました!
プロ1年目は大切に育てられ、まさに今プロ野球界で暴れ始めた佐々木朗希さん。本当にこれからが楽しみな選手です!
被災して大きく変わった佐々木朗希の人生とは?
佐々木朗希さんは野球を始めた小学3年生の時に東日本大震災に被災し、父と祖父母を亡くしています。
津波で実家も流されてしまい小学4年生で大船渡市に転校したことで、その後進学する県立大船渡高校の仲間たちと出会うことになるのです。
また佐々木朗希さんが数ある高校スカウトを断り地元にこだわったのも、被災した地元に対する強い思いがあったからだと思います。 プロ初勝利した時のインタビューでは「ウィーニングボールは両親に渡したい」といったことが話題になりました。
天国にいる父親を含めた両親という発言から、佐々木朗希さんが強く家族を想っていることがよく伝わってきます。
被災した経験は本当に辛い経験だったはずですが、その経験がいまの佐々木朗希さんの礎になっているように感じます。マウンドでの落ち着きや、焦らず練習を重ねて活躍されている姿は本当に素晴らしいですね!
まとめ
本記事では、佐々木朗希さんの経歴などについてまとめました。
被災したことで父や家を失いましたが、父や兄とやっていたキャッチボールから始めた野球で今まで多くのものを勝ち取ってきました。
今生きている身として一生懸命生きなくてはならないと語る佐々木朗希さんは、本当に有限実行されています。
プロ野球選手としてこれからの活躍が本当に楽しみですし、皆さんも是非応援していきましょう。ご拝読ありがとうございました。