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中島博之弁護士は漫画家?!漫画村運営者を特定/経歴/年齢/Twitterなど調査!

中島博之弁護士は「ゆうきまひろ」名義で漫画原作者としても活躍している人物です。漫画村の運営者を特定したり、映画会社の代理人としてファスト映画の投稿者を訴訟したり、インターネット上の権利侵害対策に力を入れています。

弁護士と漫画原作者の二刀流として活躍する中島博之弁護士の素性が気になる方は多いでしょう。今回は、中島博之弁護士の年齢やプロフィール、Twitter、過去に取り扱った業務について詳しく解説します。漫画原作者としての活動内容も紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

※2023.5.22【文化庁主催のセミナーへ登壇】に関する情報を追加

中島博之弁護士のプロフィール

中島博之弁護士の顔画像

名前

中島博

読み方 なかじま ひろゆき
ペンネーム ゆうきまひろ
生年月日 1983年ー月ー日
学歴

中央大学法学部卒業/神戸大学大学院研究科法科大学院終了

身長・体重 不明
血液型 不明
職業

弁護士・漫画原作者

弁護士登録年

2011年

所属

弁護士法人東京フレックス法律事務所

他資格

国会議員政策担当秘書資格

言語

日本語・英語(ビジネスレベル)

 

中島博之弁護士とは

中島博之弁護士は、2010年3月に神戸大学大学院法学研究科を卒業後、同年5月に衆議院議員秘書として務めます。

2011年に弁護士登録を果たすと、弁護士法人東京フレックス法律事務所に入所しました。

◆手がけた業務◆
◆著書・論文◆

電力印税(寄稿)/「漫画村」問題の実務〜これからの海賊版対策〜

漫画等の著作物を利用したコンテンツビジネスの新旧及び映像化された際の視聴率に変わる効果測定方法について

中島博之弁護士は、SNSに関係する法務や、サイバー犯罪対策など、幅広い業務を取り扱っています。

年齢については、1983年生まれとの情報がありましたが、誕生日までは不明でした。なお、1983年生まれは、2022年に39歳を迎えます。

弁護士法人東京フレックス法律事務所概要

中島博之弁護士が現在所属する、弁護士法人東京フレックス法律事務所の概要は以下の通りです。

  • 事務所名:弁護士法人東京フレックス法律事務所
  • 設立:1978年
  • 所在地:東京都新宿区四谷1丁目20番地 玉川ビル
  • 所属弁護士:11名

中島博之弁護士の経歴

中島博之弁護士は、漫画村や漫画BANK、ファスト映画など違法配信サイトの被害者の代理人として声を挙げたことで一躍有名になりました。

以下では、中島博之弁護士の経歴を詳しく紹介します。漫画村・ファスト映画・漫画BANKの事件でどのように活躍したのか解説し、その他の活動についても紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

漫画家の代理人として違法漫画配信サイト「漫画村」の運営者を特定(2018年)

漫画村とは、2016年1月に開設された海賊版の漫画ビューワーサイトです。人気漫画作品を無料で読み放題にするサービスを提供しており、開設から1年後には月間利用者数が約9,892万人にも及んだといわれています。

中島博之弁護士は、漫画村が作者や出版社に許可を得ずに無料でコンテンツを公開して利益を得るのは著作権侵害だと指摘。漫画村による被害額は約3,200億円という推計もあり、マスコミや国会でも違法性が議論されました。

中島博之弁護士は、漫画村について「本来、作者が受け取るべき報酬を奪った。報酬を得られなければ漫画家としての仕事が続けられない。そんな世の中にはしたくない」と述べており、2018年に漫画家の「たまきちひろ」先生とともに違法漫画配信サイト「漫画村」の運営者を特定。2019年には漫画村の運営に関わっていた男女2人が著作権法違反で逮捕されました。

違法アップロードサイト

海賊版問題を放置することで漫画家を目指す人が少なくなり、漫画そのものが無くなってしまうと危機感を覚えたと語っています。

幼少期から漫画のある生活を過ごしてきたからこそ、漫画村を野放しにするわけにはいかなかったのでしょう。米国サーバー会社への情報開示請求費用100万円を自腹で払ったことも明かしました。

また、漫画村の違法性が認められたことで、海賊版ビジネスに関わる人が主張していた「海外で運営しているから日本の法律は適用されない」という言い逃れができなくなると述べています。

その思惑通り、漫画村の摘発後は海賊版サイトへの流入は落ち着きました。しかし、コロナ禍の巣ごもり需要で再び増加しています。

米国手続によりファスト映画の投稿者を特定(2021年)

ファスト映画とは、無断でダウンロードした映画の映像に字幕やナレーションをつけて10分程度にまとめる違法動画です。2〜3時間の作品を観なくても内容を把握できるため、タイムパフォーマンスを重視する世代の間で話題になりました。

YouTubeなどの動画共有サービスではファスト映画の投稿数が増えており、多額の広告収入を得ている人もいます。ファスト映画は漫画村と同様に他人の著作物を無断で使用したことで著作権違反に問われています。

中島博之弁護士は、米国手続にてファスト映画の投稿者を特定することで、逮捕と摘発に大きく貢献しました。

デジタルGメンとして巨大海賊版サイト「漫画BANK」の運営者を摘発(2022年)

漫画BANKとは、会員登録なしで無料漫画を違法アップロードしていた海賊版サイトです。タダ読みを謳い文句として多くのユーザーを獲得。被害額はコミックス販売価格で2,082億円にのぼるともいわれています。

違法サイトが野放しになっている状況に立ち上がったのが、中島博之弁護士を含む「デジタルGメン」のメンバーです。「デジタルGメン」とは、「コンテンツ海外流通促進機構(CODA)」が中心となった組織であり、法律やITのスペシャリストが20名在籍しています。

「デジタルGメン」は、ネット上にはびこる海賊版サイトに24時間365日体制で目を光らせおり、サイト摘発に力を入れています。「デジタルGメン」は、大手出版社とともに漫画BANKのデータが管理されている米国通信会社に対して運営者の氏名・住所・IPアドレスなどの情報開示を求めました。

マンガ本

情報開示の結果、「漫画BANK」の運営者は中国西部の都市「重慶」に住む30代男性と判明。取材班が「漫画BANK」を開設した経緯ついて質問すると、「日本のユーザーから無料で漫画が楽しめる漫画村が無くなってしまったので、それに代わるサイトを作ってほしい」といわれたことがきっかけだと述べています。

「漫画BANK」は億単位の利益を生んだといわれていますが、運営者の男性は「ほとんど儲けはない」と回答しています。実は「漫画BANK」に広告を載せていたのはヨーロッパのIT企業であり、多くのお金がヨーロッパに流れていたとわかりました。

中島博之弁護士をはじめとする「デジタルGメン」のチームは、「漫画BANK」に広告を掲載していた会社に対しても法的手続を行うそうです。

この「漫画BANK」摘発の様子は中島博之弁護士が出演し、NHKの「クローズアップ現代」で特集されました。

中島博之弁護士のTV出演

NHKクローズアップ現代

映画会社の代理人としてファスト映画投稿者へ損害賠償請求訴訟(2022年)

東宝や松竹などの映画製作13社がファスト映画を投稿した男女3人に対して、損害賠償請求を求める訴訟をおこしました。中島博之弁護士は映画製作会社の代理人を担当。東京地裁では投稿者3人のうち2人に対して請求通り5億円の賠償を命じています。

投稿者3人は、2020年頃からYouTubeにファスト映画を投稿。「シン・ゴジラ」や「容疑者Xの献身」など人気コンテンツの再生数は1,000万回を超えています。損害額は20億円に上るといわれていましたが、最低限の被害回復として5億円の賠償命令が決まりました。

中島博之弁護士は判決後の会見にて「著作権違反のペナルティは重大だと示すことで抑止効果につながる」と述べています。

「コンテンツ海外流通促進機構(CODA)」の調査により、ファスト映画の投稿アカウント55のうち、現在は一桁台になっていることが分かりました。また、今回の案件の影響を受けて、ネタバレサイトやリーチサイトの摘発にもつながると期待を寄せています。

数々の活動が評価されて文化庁主催のセミナーへ登壇(2023年)

漫画村事件の解決に貢献した後、2022年2月には出版4社(集英社KADOKAWA講談社小学館)の顧問弁護団の1人として海賊版サイトにサーバ提供を行うアメリカのクラウドレア社に対し、4億6,000万円の損害賠償請求を求める訴訟を提起しました。

そして、2023年3月には数々の著作権事案で活躍していることが評価され、文化庁及び著作権情報センターが主催する「ゲーム実況・配信に係る著作権セミナー」の初代講師として登壇しています。

中島博之弁護士はゲームに関する刑事事件も担当した経験があり、スマホゲーム「人狼ジャッジメント」で不正や迷惑行為を行った人物に対して損害賠償請求を提起した際には、被告に1,000万円の賠償が認められる結果となりました。

中島博之弁護士の活動内容

中島博之弁護士は、WEB漫画サイトで法務を担当したり漫画原作者として活動したり、さまざまな活動をおこなっています。 以下では、弁護士の活動について詳しく解説します。

WEBサイト「マンガワン」の法務を担当

マンガワンのサイト

画像引用元:https://manga-one.com/

株式会社小学館は、2014年にスマートフォン用マンガアプリ「マンガワン」をリリースしました。リリースから2年後には国内で1,000万ダウンロードを突破。現在では日本の人口1%の読者が「マンガワン」を利用しています。

中島博之弁護士は「マンガワン」の立ち上げ当初から法務を担当。法務的な判断やビジネススキームの計画など、さまざまなサポートをおこなっています。

マンガワン」の和田裕樹編集長は、中島博之弁護士について「ビジネスの企画段階で法的に問題があるか相談できるのは助かる。事業をスピーディーに進められている」と大絶賛。また、中島博之弁護士は「マンガワン」の読者でもあるため、トンボが残ったまま掲載されているページを見つけて連絡をしてくれるそうです。

マンガワン」の理解者である中島博之弁護士が法務を担当しているのは、とても心強いことでしょう。

「ゆうきまひろ」として漫画家デビュー

中島博之弁護士の漫画家Twitterアカウント

※画像引用元:ゆうきまひろ@漫画原作者 公式Twitterより

中島博之弁護士は「弁護士・亜蘭陸法は漫画家になりたい」の作者「ゆうきまひろ」として漫画家デビューを果たしました。
子どもの頃から手塚治虫の「ブッダ」や「ブラック・ジャック」を全巻揃えるなど、生粋の漫画好きだったこともあり、漫画家への憧れを抱いていたのでしょう。

「弁護士・亜蘭陸法は漫画家になりたい」のあらすじは、以下の通りです。
人気漫画家「凄久盛雄」のもとにやってきた新人アシスタント「亜蘭陸法」。絵が下手すぎる彼の本当の姿は弁護士だったのです。そこに漫画界を脅かす驚異が現れ、亜蘭たちが立ち向かう、といった「漫画×法律」を題材にしたストーリーです。
現役弁護士による実録ドキュメントのような展開は、漫画好きからも面白いと評価されています。

中島博之弁護士は、これまで代理人の立場で違法サイトと戦ってきました。しかし「弁護士・亜蘭陸法は漫画家になりたい」を描くことで当事者として海賊版サイトと対決できると想いを語っています。温厚な見た目からは想像がつかないような熱い気持ちと強い正義感を秘めていることが分かります。

「弁護士・亜蘭陸法は漫画家になりたい」は、4巻までリリースされています(2022年12月時点)。スマートフォン用マンガアプリ「マンガワン」でも閲覧可能です。

漫画家「ゆうきまひろ」として活動しているTwitterアカウントはこちら。

海賊版サイト撲滅のために積極的にメディア出演をしている

中島博之弁護士は、著作権を侵害しながら収入を得る者に対して「絶対に許せない」と強い信念で闘いを続けています。

海賊版サイトを見つけて法的措置を講じるだけでなく、ユーザーの理解度を高めるために積極的にメディア出演をしています。

【メディア出演/掲載歴】

YouTubeには、海賊版対策の成果や違法サイトへの立ち向かい方などのコンテンツがアップロードされています。

中島博之弁護士が語る違法サイトへの立ち向かい方

中島博之弁護士は、自ら漫画家として活動しながら違法サイト撲滅を目指していて、漫画で得た印税はすべて海賊版対策に使いたいと述べています。また、情報開示請求の費用を自腹で負担するなど、違法サイト撲滅への本気度が想像できます。

中島博之弁護士は大好きな漫画「寄生獣」のセリフである「でもやらなきゃ確実な0だ」をモットーに、違法サイト撲滅へ地道な法的手続きを積み重ねると公言しています。いたちごっこだと諦めず、一件ずつ摘発することで抑止効果になると期待しているのでしょう。コツコツとやるべきことを進めながら、違法サイトがなくなる社会を目指しているのです。

この記事のまとめ

本記事では、中島博之弁護士の経歴と活動内容について解説しました。

中島博之弁護士は、社会問題となった漫画村・漫画BANK・ファスト映画の案件に携わっており、これまで数多くの違法サイト運営者を特定しています。ときには自腹で開示請求手続きをおこなうほど熱意と正義感のある人物です。

インターネット社会となった現代では、違法アップロードを撲滅するのはキリがないと諦められている状況です。しかし、「でもやらなきゃ確実な0だ」と熱い言葉を胸に地道に法的手続きをおこなっていくと述べています。

中島博之弁護士の熱意と正義感は、間違いなくユーザーの心に刺さるものがあります。また、漫画原作者「ゆうきまひろ」として「弁護士・亜蘭陸法は漫画家になりたい」を公開しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください!