山田龍聖さんは、来季からの読売巨人軍への入団が決まっており、現在はJR職員として社会人野球の場で活躍している、期待のエースです。
だ。今秋のプロ野球ドラフト会議で、巨人から2位指名を受けたことで注目されていますが、まだまだ情報の少ない山田龍聖さん。いったいどのようにして、夢を叶えたのでしょうか。
今回は、JR東日本に入社３年目のエース・山田龍聖さんについて調べてみました。
山田龍聖のプロフィール
| 名前 |
山田 龍聖 |
|---|---|
| 読み方 | やまだ りゅうせい |
| 生年月日 | 2000年9月7日 |
| 出身地 | 富山県氷見市 |
| 居住地 | － |
| 身長・体重 | 身長182cm 体重80㎏ |
| 血液型 | － |
| 最終学歴 | 富山県立高岡商業高等学校 |
| 所属 |
（投手：左投左打） （読売巨人軍 来季入団予定） |
山田龍聖の経歴
山田龍聖の甲子園出場まで
山田龍聖さんが野球を始めたのは、氷見市立窪小学校４年生の時。軟式野球からのスタートでした。氷見市立西條中学校でも軟式野球を続け、当時のポジションはエースで４番。
20回以上の甲子園出場を経験している強豪校・富山県立高岡商業高等学校に進学すると、その左腕を見込まれて、１年生の秋からベンチ入り。２年生の春に出場した第89回選抜高等学校野球大会では登板できず、チームも初戦で敗退しましたが、同年夏の第99回全国高等学校野球選手権大会では、２回戦で東海大菅生に３点リードされた8回表から救援登板。1回1/3で6失点と乱れ、チームも敗れたものの、強い印象を残して３年生の夏の出場に繋げました。
第100回全国高等学校野球選手権記念大会では、見事エースとして出場。春季大会から富山県予選までは不調だったものの、臨時コーチで同校のOBである干場崇永コーチと共に投球フォームを修正し、大会に出場。こちらもまた強豪校の佐賀商業との１回戦を７回１失点に抑え、佐久長聖との２回戦では、４失点完投勝利という、見事な成績をおさめました。
３回戦では、藤原恭大や根尾昂といった、プロ野球界注目の選手を擁する大阪桐蔭と対戦。この試合で敗れてしまいますが、その大阪桐蔭がこの大会の優勝校であったため、この試合での３回３失点、１１奪三振という好投を評価され、第12回 BFA U-18アジア選手権大会の日本代表に選出され、スリランカ戦への登板を果たしました。
山田龍聖がドラフト指名を受けるまで
高校を卒業した後は、JR東日本に入社。
同社の野球部に所属し、入社３年目である2021年に、最速153km/hを記録するなど急成長をして、徐々に球界に注目されていきます。
９月２３日に行われた『第92回都市対抗野球大会予選の東京第1代表決定トーナメント』１回戦では、敗退こそしたものの、東京ガスを相手に２回途中２失点と好投。これを10球団のスカウトが視察で見ており、強い印象を残しました。
そして１０月１１日の、プロ野球ドラフト会議。
読売ジャイアンツから２位指名を受けることになるのですが、その時当の本人は、明治神宮野球場にてセガサミーと、都市対抗東京第３代表決定戦に出場中。試合中に監督から、巨人に指名を受けたことを聞いたそうでモチベーションを上げたのか、この時の試合は９回から登板し延長１５回まで無安打、翌日の明治安田生命との東京第４代表決定戦でも８回からの登板で延長１０回までの３回無失点。
チームの本大会出場に貢献し、その実力を見せつけました。
山田龍聖の社会人野球最後の試合は？
そんな山田龍聖さんの、JR職員としての最後の試合である『第92回都市対抗野球1回戦 JR東日本2―3Honda熊本』戦が、本日、東京ドームで行われました。
結果は、7回2/3を7安打3失点。2―2の8回2死一、三塁から決勝打を浴び敗退。
「状態は悪くなかったけど、最後の最後で踏ん張れなかった」
「JRでやる最後の大会。何とかチームとしても日本一を目指してやってきていたので、勝ちたいという気持ちでやっていた」
「緊張したけど、ワクワクもした」
スポニチAnnex 2021年11月29日
初めての都市対抗戦、そして社会人として最後の試合とあって、悔しそうに唇を噛みしめる山田龍聖さん。ですが、次の上司たちは、そんな彼が持ち味を存分に発揮した試合を、きちんと評価してくれていました。
直球を主体に10奪三振、最速は149キロをマーク。
水野スカウト部長を伴って視察に訪れていた原監督は
「闘志溢れる投手」
「何でも放れるしカウントを取れそう。いいコンディションで来季、輪に入ってくれたら」
スポニチAnnex 2021年11月29日
育ててみたくてに２位指名した期待の投手。負けや失点をものともせず、山田龍聖さんの入団が待ち遠しいようでした。
ネットの反応も上々で、Twitterなどでは敗退を詰る声よりも、巨人に入団した後の育成を期待する声が。
来季はどのように野球ファンを楽しませてくれるのでしょう。今から楽しみになりますね！
