池松 壮亮(いけまつ そうすけ)さんは、元劇団四季の女優を姉に持ち、自身も日本大学藝術学部映画学科監督コースを卒業している、期待の若手俳優です。子役時代には『ラスト サムライ』でトム・クルーズと共演しているというキャリアの持ち主ですが、そんな彼が、このほど庵野秀明氏(61)が監督・脚本を務める映画『シン・仮面ライダー』で主演を務めることが発表されました。
今回は、そんな池松壮亮さんの経歴を紐解き、その人物像に迫ります!
池松壮亮のプロフィール
名前 | |
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読み方 |
いけまつ そうすけ |
生年月日 | 1990年7月9日 |
出身地 | 福岡県福岡市 |
居住地 | ー |
身長・体重 | 172 cm |
血液型 | A型 |
最終学歴 | 日本大学藝術学部映画学科監督コース |
所属 |
池松壮亮の経歴
子役時代
池松壮亮さんは、福岡で会社を経営しているお父さんのもと、元劇団四季の女優・池松日佳瑠さんを姉に持って、4人兄弟の2番目として生まれました。
小学校の頃から野球を始め、夢も野球選手。
ですが10歳の時、既に子役をしていた姉の池松日佳瑠さんと一緒に劇団四季のミュージカル『ライオン・キング』の子役オーディションを受け、ヤングシンバ役に選ばれデビュー。
野球に夢中で人前に出ることも苦手だった池松壮亮さんがオーディションを受けたのは、ご両親に「プロ野球カードを買ってあげるから」と言われたからとのことでしたが、子役としての実力が高く、お姉さんと同じ劇団ひまわり系列の事務所に所属して、子役活動を開始し、頭角を現していきます。
2003年、ハリウッド映画『ラスト サムライ』で映画初出演。トム・クルーズ演じる主人公と心を通わす少年・飛源を演じて、第30回サターン賞では若手俳優賞にノミネートされた。
2003年、10歳の時に受けた、ハリウッド映画『ラスト サムライ』のオーディションでは、将来の夢を俳優ではなく「イチローみたいな野球選手になりたい」と答えて合格し、主人公であるトム・クルーズと深く関わる侍の村の少年「飛源」役を演じ、これが高く評価されて第30回サターン賞では若手俳優賞にノミネート。
できすぎなくらいの映画デビューを飾りましたが、その後も野球は継続しており、大ファンの福岡ソフトバンクホークスの始球式を、子役時代に2度も務めるほどでした。
高校でも野球部に所属し、俳優業と両立させながら、軟式野球部のセンター・1番バッターの副キャプテンとして、部員を引っ張っていた池松壮亮さん。
プロ野球選手の古本武尊さんとは小学校からの幼馴染で、新庄剛志さんが作った少年野球チーム「長丘ファイターズ」で共にプレーした仲。中学・高校も古本さんと一緒だったそうで、本当に野球が好きな姿がうかがえます。
ただ、野球以外にも特技が多く、乗馬、水泳、ピアノ、書道や、小学生の間、野球と並行して続けていたラグビーも好きだった、とのこと。
乗馬の腕は、後に出演するNHKの大河ドラマでも生かされており、役者としてのポテンシャルの高さを感じさせます。
池松壮亮の大学時代
俳優の仕事で上京した池松壮亮さんは、東京で公開されている映画の数に衝撃を受け、それからよく劇場に足を運び、映画をよく観るようになったといいます。
2015年には、映画を年間200本観るほどだったと明かしており、これが日本大学藝術学部映画学科監督コースを選ばせるきっかけになりました。
プライベートでアミール・ナデリ監督『CUT』を観に行った際には、一般人として感想をコメントしており、その動画が映画の公式ブログに掲載されています。
大学進学後の4年間は映画監督の勉強をし、監督を務めた卒業制作の『灯火』は、2015年に下北沢トリウッドで上映されました。
自身が俳優として演じる時は、
「すごい監督さんはたくさんいらっしゃるので、その人たちの想いに賛同できる俳優でいたい」
と語っており、そのリスペクトを熱く語っています。
池松壮亮の出演作
子役の幼さが抜けた池松壮亮さんの出演歴や受賞歴は、錚々たるもの。
2005年 映画『鉄人28号』では1万人を超えるオーディションを勝ち抜き、主役の金田正太郎に抜擢。
2007年のNHK大河ドラマ『風林火山』では、武田信玄の少年期「勝千代」と、その息子である武田勝頼の二役を演じ分けました。
声優にも挑戦しており、2009年『連続人形活劇 新・三銃士』では人形劇に声を当てていますが、これは脚本の三谷幸喜さんが、池松壮亮さんが演じた2006年放送の『新選組!! 土方歳三 最期の一日』の市村鉄之助としての演技が印象に残っていた為で、それをきっかけに、主人公、ダルタニアン役に指名されたということでした。
高校を卒業した池松壮亮さんは、大学進学のため上京し、所属事務所を2010年5月にブルーシャトルからホリプロに移籍。
2013年の大学卒業後は、役者一本で多彩なジャンルの作品に出演していき、あらゆる映画賞を総なめにしていきます。
2014年、映画『ぼくたちの家族』『紙の月』などの演技が評価され、多くの映画賞の助演男優賞を受賞。
ドラマ『MOZU』で双子の殺し屋・百舌を一人二役で演じ、第39回エランドール賞・新人賞を受賞。
2017年、『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』で、現代の市井に生きる若者を演じ、ヨコハマ映画祭主演男優賞など市民映画賞を受賞。
2018年、塚本晋也監督が初めて時代劇を手掛けた映画『斬、』で主演を務め、第75回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門に出品。
2018年主演のドラマ『宮本から君へ』が2019年に映画化され、第93回キネマ旬報ベスト・テンなど主要な映画賞の主演男優賞を受賞。
他にも、書ききれないほどの作品に出演し、多くの賞を受賞しています。
ヒロインに浜辺美波さんを迎え、庵野秀明監督のもと、どのような仮面ライダーが生まれるのか、今から楽しみです!
池松壮亮さんの公式サイト
池松壮亮(イケマツソウスケ) | ホリプロオフィシャルサイト