プロフィールまとめblog

芸能人や社長など、さまざまな人物の経歴や活動を紹介します

稲葉明が「やっぱりイナバ 100人乗っても大丈夫」と言えるのは? あのCMの裏側は

稲葉明さんは、「やっぱりイナバ、100人乗っても大丈夫!」のテレビCMであまりにも有名な、稲葉物置の代表取締役です。

自社の倉庫に100人で座る、あのCMのセンターにいる方で、1940年創業の同社の代表を継いでから、創業者の物置や倉庫の製造販売にとどまらず、オフィスや家庭用の家具などにも事業を拡げ、支店を増やしている、豪腕の社長です。

その豪腕の一端が、あのCMの「席順」に見られるという事で、俄然興味が沸いてきました。

今回は、あの稲葉物置のCMを手掛かりに、社長の稲葉明さんについて紐解いていきます。

稲葉明のプロフィール

稲葉 明(稲葉物置 公式より)

稲葉 明(稲葉物置 公式より)
名前

 稲葉 明

読み方

 いなば あきら

生年月日  1948年
出身地  -
居住地    -
身長・体重    -
血液型    -
最終学歴    -
所属

 稲葉物置 代表取締役

稲葉明の経歴

稲葉明さんの個人情報については、残念ながら公開されていません。

ですが、1970年に入社して2年後には取締役経理課長に就任しており、「やっぱりイナバ」のCMが放送開始となった1987年に専務取締役であったことから、創業者の稲葉庄市氏の親族であるとみられます。

ただ、その経営手腕や人物には定評があり、それを一番表しているのが、あのCM。100人がガレージタイプのイナバ物置に乗り、

「やっぱりイナバ、100人乗っても大丈夫!」

と叫ぶ、あまりにも有名なこのCMは、1987年(昭和62年)に放送が開始されたのですが、問題は、この時の出演者の席順。

これは、毎年7月の決算で営業成績が良い代理店社長から順に、前から座れることになっているということで、決算の成績を受けて8月に収録され、9月上旬から関東地区を中心に全国で放送されており、毎年更新されている、ということです。

過去のCMも、同社のホームページで公開されており、よく見ると、代理店の店長の座順の入れ替わりがわかるんだとか…。

稲葉物置のCM「席順」の秘密

稲葉製作所によると、テレビCMは創業者の稲葉庄市・前社長が「見ただけでウチの商品のよさがわかるCMをつくりたい」と1987年に制作した、とのこと。

あの有名なキャッチフレーズは、社員が発案した中から、当時の社長が選んだということです。

この「100人」が座っているポジションが営業成績順ということで、努力や結果が目に見えるということから、「一生懸命に売り上げをあげてくれる」とのこと。

座っているのはイナバ物置を取り扱う建材業者や金物店など代理店の代表者で、

社長を中心に左右と真後ろがトップ3。

その隣が4位と5位、6位…。

以下、売り上げの高い順に社長近くに座れるということで、大きな会社で成績を貼り出され評価される形もない、個人経営の金物店の店主でもチャンスがあるということから、代理店の店長たちの、高いモチベーションの源になっているということです。

「代理店側がプレッシャーになるような話は聞いたことがありません」

「7月が近づくと自社の売り上げ順位を聞いてくる代理店もあります」

 社長の近くに座るべく「がんばっている」との声が多く聞かれ、徹底した実力主義と、良いも悪いも評価し公開する厳しさと、それを感じさせないあの笑顔と明るさから、強く逞しい企業イメージを感じさせます。

 

稲葉物置のCM「法被の色」の秘密

また、このCMですが、100人が来ている法被の色にも、成績が出ているとのこと。

色は毎年変わるものの「3色」と決まっており、たとえば2015年制作のCMでは、売り上げの上位1~30位がオレンジ、31~60位が青、61~99位が赤。稲葉明社長のみ白いジャケットとのことで、「間違いなく100人います」とのこと。

撮影に使用しているガレージは、「多雪地型」と呼ばれる積雪地向けに屋根を強化したものとはいえ、撮影用の特注品ではなく通常販売されているもの。

そういった正直さも、同社が長く信頼されていることに繋がっているのでしょう。

このエピソードは、よみうりテレビの情報バラエティ「学天即の知らぬがホトケ」で取り上げられたのですが、放送当時はネット上で、こんな声があがりました。

稲葉物置のCMへのネットの反応

公正な反面、営業成績を全国に晒されるこのCM。この「イナバ物置」のCMに、ネット上では、こんな声があがりました。

「マジかよ。そこらへんの暇そうな人が乗ってるのかと思った」
「乗れない人もいるってこと... ひえぇぇ」
「ノルマ、なの・・・」
「そう言われると社長のとなり人がいくら稼いだのか、そっちのほうが気になるわ」
「物置に乗るときに減量しないといけないとかないの?」

もちろんこれはCMの時のみで、用途自体は荷物などの格納なので、稲葉物置でも、設計上は大丈夫でも、説明書には、屋根には必要な場合を除いて乗らないでください、と注意書きをしてあります。

稲葉明社長は同番組の中で、

「(自分が社長になったとき)こういう泥臭いCMはやめようと思った」

とも話していましたが、稲葉製作所としては「これだけ浸透すると、やめようにもやめられませんよ」ということで、このCMは今後も更新されそうです。

まとめ

明日から7月。毎年、7月の株主優待でCMの写真を使った図書カードが獲得できますが、今年の写真に誰が載っているのか。注目している人もいるのでしょうね。

これからも「大丈夫」な企業であってほしいです!